2015年4月3日金曜日

エンジンスターターって防犯大丈夫?

寒いときの必需品がエンジンスターター。これを取り付けるに当たってまず注意したいことがある。それは、イモビライザーだ。

 今現在市販されているエンジンスターターで多いのが、スペアキーをイモビ対応アダプターの中に入れてエンジンスターターを使うときだけ一時的にイモビを解除するという方式だ。ただ、この方式で問題になるのがスペアキーを車内に置くということである。
 
 イモビ対応アダプターの取り付け説明書をみるとスペアキーの鍵の部分を切って防犯性を高めると書いているが、鍵の部分を削ってもイモビチップが車内あるのはかわらない。チップが車内にあるからあとは鍵があればエンジンがかかってしまう。
と、いうのもイモビチップはキーシリンダーのコイル部分に接触させるとその時点でイモビが認識され解除されるからだ。(今の車は違うのかもしれないが、少なくとも私の車はそうである。イモビチップをキーシリンダーに接触させるとイモビが解除され非イモビ車と同じ状態になる。)
金庫で例えると、ダイヤルの回し方を書いた紙を金庫の近くに置くのと一緒だ。あとは鍵さえ何とかなれば回る。これじゃあイモビライザーが付いていないのと一緒だ。

 説明書の注意書きをよく見ると、車両保険の契約に支障をきたす可能性があると書いてある。イモビライザー割引があるから当然だ。そういうわけで、車両保険に入っている人はエンジンスターター取り付けには要注意だ。割引が受けられなくなったり盗難の際保険金が支払い拒否される可能性がある。

 防犯を考えるとイモビ車にこのような方式のエンジンスターターをつけるのはリスクが大きい。なので、イモビ対応アダプターを取り外ししやすいところにつけるのもいいかもしれない。寒い時期だけ取り付けしておき、暖かくなったら外す。そうすれば、少なくとも冬場以外はイモビが有効となる。もちろん、イモビが有効だからといって絶対盗まれないわけではないから、それぞれ自己防衛が必要となる。

0 件のコメント:

コメントを投稿